「女川セラミカ工房
勝手に広報部」とは?
呼ばれてないのに現れた!
「震災で色を失った町をスペインタイルで彩りたい」という女川セラミカ工房のチャレンジに魅せられて、勝手に?応援を始めた東北応援団 白金支部の有志による広報部!
合言葉は「ノーリーズン、理由なんていらんねん」。



お知らせ
次号の配信時期:11 月中旬
第7 回「メモリアルタイルで繋がる私と女川町」
現在セラミカ工房では、2 枚のタイルを作成し、1 枚は自分の手元へ、もう1 枚は女川町に飾られる「メモリアルタイル」の絵付け体験が行われています。
勝手に広報部では女川町へ現地取材を敢行。
この企画の背景や、体験方法を詳しくご紹介します。
乞うご期待!!




みなとまちセラミカ工房
女川駅前プロムナードへ移転リニューアルOPEN!
店舗では手作りのスペインタイルが購入出来るだけでなく、スペインタイルの絵付け体験も出来ます! 色鮮やかなタイルに心まであったか~くなるお店

みなとまちセラミカ工房
〒986-2261 宮城県牡鹿郡女川町女川駅前
シーパルピア女川E棟21
連絡先:0225-98-7866
webサイト:
http://www.ceramika-onagawa.com

【第7 回】メモリアルタイルで繋がる女川町と私
~プチ旅にでかけてみませんか~
2016/11/25
▲羽ばたくウミネコをイメージしたJR 女川駅。光が灯ると温かい雰囲気に

こんにちは!東北応援団 白金支部「セラミカ工房勝手に広報部」の坂本です。
今年の夏、私は初めて「みなとまちセラミカ工房」に足を運び、スペインタイルの絵付けを体験しました。
実際にやってみるとこれがまた難しく、でもそこが楽しく、集中&没頭できるひととき。
焼き上がったタイルが後日届くのもうれしい。
そして…
セラミカ工房のあったかさに触れ、久しぶりに訪れた女川町の町づくりのスピード感とエネルギーを感じ、じわじわと刺激を受けたのです。やっぱり「進む」ってスゴイことだと。
「誰かと一緒にまた行きたいな」
そう思った私は、秋も深まる10 月初旬の週末、母を誘ってもう一度女川町を訪れました。

今回はセラミカ工房の「メモリアルタイル」の体験にプラスして、女川町を訪れたらしたいこと(ほんの一部ですが)をご紹介します。全部、1 泊2 日でもできます。
自分で作ったタイルが女川町を彩る、そんなステキ体験をしに女川町へおでかけしてみませんか。

C O N T E N T S
女川町でしたいこと① メモリアルタイルの体験で町と繋がる
女川町でしたいこと② 海辺のカフェでまったりお茶する
女川町でしたいこと③ 海の幸を心ゆくまで堪能する
女川町でしたいこと④ トレーラーハウスのホテルに泊まる
女川町でしたいこと⑤ 駅の温泉でぽかぽかになる
女川町でしたいことはまだまだある。だからまた行きたい


女川町でしたいこと① メモリアルタイルの体験で町と繋がる
▲シーパルピア女川にある「みなとまちセラミカ工房」で体験できます

「みなとまちセラミカ工房」のスペインタイル絵付け体験は、7.5cm の素地のタイルに絵柄を描き、釉薬で色付けするというもの。
約3 週間後に、工房で焼成され仕上がったタイルが自分の元へ届きます。
【第1 回】セラミカ工房 阿部さんと歩く女川スペインタイルの旅【第4 回】番外編 僕のスペインタイル絵付け体験記でもじっくりご紹介しています!

メモリアルタイルの体験は、1 回の体験で2 枚のタイルを絵付けします。
単に2 枚作るのではありません。
1 枚は自分の手元に、もう1 枚は女川町に飾られます。だから「メモリアル」。
自分で作ったタイルが町に遺るって、実はスゴイことではないでしょうか?

▲見本のタイルから好きな絵柄を2 枚選びます

「みなとまちセラミカ工房」の代表 阿部鳴美さんは、メモリアルタイルの体験は当初から行っていたわけではなかったと言います。
セラミカ工房は、2015 年12 月に新しい駅前の商業施設「シーパルピア女川」へ移転し、スペインタイルの絵付け体験を楽しんでくれる人が増えていきました。
そんな中で次第に、
「体験に訪れてくれた人たちと、スペインタイルを通して女川町とのご縁が繋がるといいな」と考えるように。
そこで「作ったタイルを町に飾る」メモリアルタイルという体験が生まれたのだそうです。
「自分で作ったタイルが町に飾られていれば、また女川町を訪れるきっかけにもなるし、旅の思い出にもなりますよね」
阿部さんが笑顔で語ってくれました。

▲母が絵付け体験に挑戦。きぼうのかねとお花の柄をセレクトしました

タイルはどこに飾られるのでしょうか。
「今は、駅前の女川電化センターさん、カフェさくらさん、平初鮮魚店さんの店先に飾ってあります。 これから更に商店街や住宅街、公園などが整備されていきます。 今後はそこにも飾って町にタイルを散りばめていけたらいいなと思って」
例えば、コンクリートの壁や、案内版に。作ったタイルが町に彩りを添えるんだ…
そう思うと、女川町がもっと身近に感じられますよね。

▲仕上げに日付や名前を入れて。町に遺すタイルをどちらにするか選べます

スタッフの方に励まされつつ、気合いを入れて絵付けした母。
少しずつコツをつかんで上達していくのも楽しかったとのこと。
仕上がりが楽しみです。

メモリアルタイルの体験は、1 名3500 円(税別)。2 枚のタイルを絵付けするので、所要は2 時間程度みましょう(驚くぐらいあっという間に2 時間が過ぎます)。
6 名ぐらいまでなら工房で。お友達や家族と一緒にいかがですか(多人数もご相談を!)。
週末は予約が入りやすいので、思い立ったら即問合せするのがおすすめです。

▲体験後に店内のタイルを見ると、工房のスタッフの方々の技術の高さを感じます
▲かわいいマグネットなどおみやげも要チェック!

「繋がっている」という想いをカタチに遺すことができるメモリアルタイル。
最後に阿部さんはこう話してくれました。
「女川町の人も、町を訪れた人たちが想いを込めて作ってくれたタイルを飾ることで、うれしい気持ちになると思います。もちろん、工房の私たちもうれしい!」

▲また母と一緒に阿部さんに会い来ますね!

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女川町でしたいこと② 海辺のカフェでまったりお茶
▲「Mother Port Coffee 女川店」はセラミカ工房のお向かい


町歩きのひと休みに。小腹が減ったときに。おいしいコーヒーが飲みたいですね。
そんなときにくつろげるカフェがあります。

▲しっとり甘い本日の焼きドーナツは香り高いコーヒーと相性抜群です


シーパルピア女川のおしゃれなカフェ「Mother Port Coffee 女川店」では、こだわりのコーヒーマシンで抽出したドリップコーヒーやスイーツが楽しめます。
気仙沼など宮城県内で展開するカフェで、「Mother Port Coffee」という店名は、お客様の母港でありたいという想いから名付けられたのだとか。港町にぴったりですね。

ちなみに、土曜の午後に東京から女川に到着した私たちが、最初に入ったお店がこちら。
熱いコーヒーと焼きドーナツが旅の疲れと空腹を癒やしてくれたのでした。

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女川町でしたいこと③ 海の幸を心ゆくまで堪能する
▲母は「活魚ニューこのり」の特選海鮮丼をセレクト。「全部のせ」が幸せすぎる…


やっぱり女川に来たら、これはもうマスト!というのが、新鮮な海の幸ですね。
ホタテ、ウニ、ホヤなど多彩な魚介をおいしく食べさせてくれるお店が町内にあります。
私たちが夕食に伺った「活魚 ニューこのり」も豪華な海鮮丼や刺身定食がいただける人気店です。こちらはお皿からはみ出しちゃうくらい大きな穴子天も有名です。

▲私はウニの誘惑(?)に勝てず、特選三色丼。おいしかった!!


秋の女川町といったらサンマも忘れちゃいけません。
阿部さんに伺ってみたところ、シーパルピア女川内の「きらら女川」で焼きサンマ定食を食べられるとのこと。日曜のランチにいただきました。

▲脂ののった身はふわり。にやにやしてすみません

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女川町でしたいこと④ トレーラーハウスのホテルに泊まる
▲トレーラーハウスの宿泊村「El faro(エルファロ)」。夜も雰囲気があります


宿はパステルカラーのトレーラーハウスが並ぶホテル「El faro」へ。
母に「今夜の宿はトレーラーハウスに泊まるんだよ」と話したら「えっ?」となりましたが(かなりワイルドな宿を想像したらしい)、広々して快適なんですよ。

▲ツインベッドにソファ、ロフトもあります!もちろんユニットバスもお部屋に完備


トレーラーハウス1 台が2 部屋となっていて、建築制限がある女川町でも移動しながら宿泊施設を営業できるようになっています。
そしてルームナンバーのプレートは、セラミカ工房のタイルです。なんかうれしい。

▲お部屋ごとに模様や色が違います!ステキ


いつもと違う雰囲気で、ワクワクした気持ちで宿泊できます!家族連れも多くみかけました。
場所や道路状況が変わるのでおでかけ前に確認を。日没前にチェックインするのがおすすめです。

女川町でしたいこと⑤ 駅の温泉でぽかぽかになる
▲このスタイリッシュな駅舎の中に温泉施設があるなんて…


震災前から町で愛されていた温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」が、新しい女川駅の中に再開。
女川温泉の源泉で温まることができます。湯冷めしにくくぽかぽかになります。
そして、温泉に浸かりながら、休憩室でくつろぎながら、アートも鑑賞できてしまうのです!

▲日本画家の千住博氏による作品がタイルに描かれている。写真は「泉と鹿」

▲花の絵を公募して描かれた休憩所のタイルアートは「家族樹」。復興の願いが込められています

男湯からも女湯からも見ることができる「霊峰富士」はぜひ、温泉で温まりながら鑑賞してくださいね!

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女川町でしたいことはまだまだある。だからまた行きくなる

いかがでしたか?土日を使った1 泊2 日でセラミカ工房の体験にプラスしてもこれまでご紹介した②〜⑤であれば、いろいろ組み合わせてもかなりのんびり過ごせます。
事前に決めておきたいのは、3 つ。
1.セラミカ工房さんの体験(9 時から予約できます!)
2.電車の時間(石巻からレンタカー、という手もあります)
3.絶対食べたいもの(ランチに海鮮系ならお店に狙いを定めましょう)

それにしても、今回の記事ではご紹介しきれない「したいこと」がまだまだあります。
金華山とか、水産業体験とか、夜飲みとか、女川みやげもスゴイんです。
私も未体験なことがあるので、次の楽しみに…。母と「また来ようね」と約束をしました。

▲母のタイルはどこに飾られるのかなあ…楽しみ

▲後日、タイルが届きました。お花のタイルは女川町へ探しに行きます!

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<みなまちセラミカ工房>
住所:〒986-2261宮城県牡鹿郡女川町女川駅前シーパルピア女川E棟21
電話:0225-98-7866
HP:http://www.ceramika-onagawa.com
JR女川駅直結のプロムナードへ移転リニューアルOPENしたばかり!
店舗では手作りのスペインタイルが購入出来るだけでなく、スペインタイルの絵付け体験も出来ます。