地域医療センターから見たマリンパル女川
私たちは特に被害の大きかった宮城県の「女川町」に注力し、炊き出しや子供向けレクリエーション、食材・物資支援をきっかけにしてコミュニケーションをとり、女川町の皆様が一時でも “笑顔” になれるよう活動を行っております。
過去のレポート(PDF)
2012年3月9日-3月11日
2012年1月20日-1月22日
2011年12月16日-11月18日
2011年11月25日-11月27日
2011年9月30日-10月2日
2011年9月2日-9月4日
2011年8月9日-8月10日
2011年7月1日-7月3日
2011年5月13日-5月15日


女川町 支援活動レポート
2012.4.22(日)
(東京都港区白金 観桜会)
1. はじめに
震災から1年が経過し、明らかにマスメディアは、被災地に関する情報の露出を、少なくしています。1年が経過した今も、被災地方々は、気の遠くなる様な、復興への道のりを、一歩ずつ、少しずつ、歩んでいらっしゃいます。

我々が、被災された方々へ、少しでも出来る事は何なのか。
女川町の大きな問題の一つとして、将来、末長く従事できる仕事の復活に、時間がかかっている点があります。町民の多くが従事してきた漁業と、それに伴う加工業は、産業として復活するまで、時間がかかります。その上、被災地への関心が低くなるに伴い、全国各地にある同業者が、既存の通りのライバルとなります。いわば、満身創痍の身体で、最前線に躍り出る事となっています。

 一方、女川町の水産加工業者が、心のこもったお仕事をされている事を、我々は知っています。
本当に、美味しい、甘えのない物産がある事を、知っています。
そこで、女川町の美味しい物産を、東京で、ご紹介させて頂きたいと考えました。
一度知って頂ければ、被災地の支援としてではなくても、何度も食べたくなる女川町の物産。
知るきっかけ作りも、支援の一つなのではないかと、考えました。
微々たる力でも、東京で出来る後ろ押しをさせて頂きたいと思い、
東北被災地応援団 白金支部、初の、東京における物産販売による、支援活動をさせて頂きました。
 被災された方々への支援は、他の場所でも出来る事をアピールし、そして、未だ苦しむ方々を忘れないで頂きたい、という気持ちを込め、活動いたしました。
 また、多くの支援団体が、会の運営に疲弊し、解散を余儀なくされています。支援を継続する為に、同じ志を持つ仲間を増やし、ご協力、ご支援頂く必要があります。我々の活動を周知する事も、今回の目的の一つとさせて頂きました。

 ご支援、ご協力頂いております皆さまに、今回の活動趣旨をご理解頂き、ご報告させて頂くと共に、我々の考える、これからの支援の形の一つを、ここに提案させていただきます。
今後も、末長い支援に向け、一緒に考え、歩んで頂けますと幸いです。
2.目的
女川町物産の販売支援を行う。女川町物産の販売支援を行う。
東北被災地復興の為に、継続的な支援の必要性を、皆さまにご理解頂く。
東北被災地応援団 白金支部の活動を周知し、継続活動の為の支援を呼びかける。
   
3.方法
 活動参加者は12名でした。2012年4月15日(日)。
白高町会主催にて行われました観桜会(港区白金タワー公園内)に、ブース出店しました。
3はりのテントと、長机2個を、白高町会からお借りしました。尚礼会から詰所と、長机3個をお借りしました。
一つ目のテントにて、蒲鉾の炭火焼、ミニアメリカンドッグ、生ビールサーバーを置き、同じテントの後ろ側にて、炭火焼き、アメリカンドッグの調理を行いました。
二つ目のテントにて、蒲鉾、リアスの詩、写文集、エコバッグ等を並べ、物販ブースとしました。
三つ目のテントにて、女川町のこれまでと、我々の今までの活動を、写真や文章にてアピールしました。
観桜会は、10時半に開会し、15時に閉会しました。
今回は女川町内の仕入れ先から、初めての大量購入につき、定価購入、定価販売といたしました。

以下、活動内容について報告します。
     
(1) 準備期間、支援物資
A. 準備期間 : 2012/03/15 ~ 2012/04/14
B. 実演販売
・ 揚げ蒲鉾(おなかま)炭火  100 個
・ ミニアメリカンドッグ(3串/個) 100 個
・ 生ビール 200 杯
C. 物販
・ 蒲鉾セット 50 個
・ プチ揚げ(プレーン) 30 個
・ プチ揚げ(野菜) 30 個
・ リアスの詩(さんま昆布巻き) 30 個
・ 佐々木写真館 30 冊
・ オリジナルエコバッグ 100 枚
D. 女川町の現状及び、東北被災地応援団 白金支部の活動PRブース

(2) 活動レポート
女川町の物産販売の計画は、以前からあるものであった。
しかし、女川町の現状を加味し、物を作り、売る元気が少しずつ取り戻されてきた時に、始めようと話していた。
震災から1年が経過し、未だ、傷が癒えず、こもりがちな方々も当然いらっしゃるものの、少しずつ先を見ようと、もがく方々のパワーが強くなっているのも、感じられるようになっていた。
そろそろ時が満ちて来ているのでは、我々も微力ながら、後ろから風を吹かせたい、と考え、女川町の物産の販売を計画した。
2012年2月上旬
参加出来そうな、お祭りや、イベントを取捨選択していった。
初めての試みを行うに相応しい場は、やはり、幣会のホームグラウンドである、港区白金であると考えた。
◆ 2012年3月上旬
 販売する物産の決定。今回は初回であり、多くの物を取り扱う事は控える事とした。
我々の様な、販売のド素人でも、きっちりと売る自信がある物だけを扱う為、とても悩んだ。
かつ、全ての工程が、とても心配なので、全て応援団にて、定価購入、定価販売する事とした。
つまり、余った場合、メンバーが、応援団から購入するという意味であった。
蒲鉾セット50個。全く自信がなかった。当日の動き等も確認していった。
◆ 2012年3月23日(金)
ミーティング。当日参加者によるミーティングにて、役割分担。
      東京での活動は、どこまで参加者のみで行えるか、のトライでもあった。前日準備も、自分達でやってみる。
      しっかりと計画し、出来る事を分担していった。
◆ 2012年4月13日(金)
 前日準備の予定であった。しかし、朝の天気予報によれば、14日は高率での雨天が予想された。
16時、白高町会から、14日を順延とし、15日日曜日の開催となった旨、連絡が来た。早くご判断頂けた事が嬉しい半面、お声かけさせて頂いた方々への連絡に、皆が時間を割く事となった。
ミニアメリカンドッグ300個の串刺し作業は、集合時間前には終わっていた。
さあ、明後日。
◆ 2012年4月14日(土)
冷たい雨が強く降る一日であった。延期となっていて良かった。
◆ 2012年4月15日(日)
晴天。延期となった事に感謝。桜は散り始めてはいるものの、観桜会の名に相応しい日であった。
7時50分 集合
 体調不良により参加出来ないメンバーが出た為、少数精鋭となった。
生姜をすり、生姜醤油を作製。会場に持って行く荷物を点検した。
車にて、荷物搬入。
桜の絨毯と、青い空
9時
 白高町会の方々が、場所をご提供下さる。一番中心の、目立つ場所にして下さった。
設営を始めると、当初予定していた、2はりのテント以外に、もう1はり、テントを貸して下さった。
何から何まで、ありがたい。
設営を始めると、あっという間に時間が過ぎていった。
ビールサーバーをお借りした加藤さんが、お手伝いに来て下さった。
炭に火を付けるのに手間取った。すでに、蜜口は汗だくであった。
机に、三上が持って来たテーブルクロス(本当はシャワーカーテン)を広げ、ボランティアで作って頂いた沢山のポップを貼ると、手作り感溢れる、素敵なブースが出来てきた。
   こんな風に貼るときれいかな~
10時
 徐々にお客さんが集まり始めた。我々以外にも、5店程のブースが出店していた。
地元の方々が出店するアットホームなイベントだ。
子供向けのゲームに列がすでに出来、綿あめを皆が買い求めていた。
我々にも、お声がかかる、ビールはまだですか?
焦りつつも、にこやかに、少々お待ち下さい。
PRブースも、末石、工藤美が、綺麗に仕上げていた。
  女川町と幣会のPRブースもあと少し
10時半
 やっと、ほぼ準備が整う。
最後に、尚礼会の詰所の冷蔵庫から、生モノを運び、ブース開始。
最初は、ビールと、ミニアメリカンドッグがよく売れた。200円の生ビールは、やはり、目を引く。
早く来た地元の子供達が、アメリカンドッグを購入してくれた。
アメリカンドッグは、子供が買うと、おみくじを引き、当りが出ると、お菓子や、おもちゃを差し上げるシステムだ。
人の集まりはまばらで、このまま1日が終わるのではと、不安がよぎった。
平林が、大きな声で、にこやかに、こんにちは~!!美味しい蒲鉾、いかがですか~!!
皆、同じ思いである様子が良く分かった。
販売開始! まだ皆元気です!
11時半
 友人、知人、普段後方支援して下さる方々が顔を出して下さる。
ビールと、揚げ蒲鉾の炭火焼が売れて来た。2つ合わせても、500円玉でおつりが来る。
私だったら買う、と心から思いながら売って行く。
ブースの中では、井上、川尻、高橋、神田、川端が、ひたすら、黙々と、調理をしていた。
油臭くなる手を気にせず、熱い炭火の前で、黙々と作業が続いていた。
 物販ブースでは、女川町の物産である事をお話してゆく。
耳を傾けて下さる方が多い。PRブースの前で足を止め、じっと見入って下さる方々もいらっしゃった。
調理班は黙々と作業を進めます
12時半
人出は多くなり、食べ物はコンスタントに売れていたが、物販ブースは、ぼちぼち売れるという感じであった。
実験的に、試食を作ってみる。
食べた方は、確実に買って行って下さった。
他のブースの方々がみえ、試食が美味しいって聞いたのですが…、とみえる。
ありがたい。蒲鉾も、リアスの詩も、飛ぶ様に売れ始めた。
エコバッグも、たまに売れて行く。
 物産ブースもポップな雰囲気
13時
 物販ブースは、たまに小さな行列が出来る程となった。
皆、大きな声で呼びかけ、忙しく動き回る。
誰も、一度も座る間が無く、食事も満足にとる時間も無いにも関わらず、
文句を言う者は一人も居なかった。
石川稚が、7色のアフロヘアーを被り、緋毛氈や、長机の宴会場に飛び入りで、食べ物を売って行く。
こちらも飛ぶ様に売れていった。
嬉しい事に、女川町出身の方、女川町に行った事のある方、女川町出身者が職場にいる方、東京にて、女川町を応援したい方々が、たくさんみえていた。
嬉しそうに、ありがとうございます、とおっしゃっていた。
7色アフロで何でも売ります!!
13時半
  女川町から来た物は、全て完売していた。
物販ブースでは、エコバッグが売れてきていた。
何か、役に立てるならば、購入したい、と多くの方に言われた。
PRブースの前で見入り、質問をお受けする事も多々あった。
東京でも、被災地のことを考えているいる方々がいる事が、よく分かった。
私達に、何が出来ますか?と聞いて下さる。
子供達も寄ってきては、女川町、知ってるよ!と話してくれる。
今どんななの?教えてくれとせがまれる。
この活動に、意味はあると感じた。

15時
 撤収。最後まで、お客さんが途切れる事はなかった。
もちろん、自分で購入したかった物産も無い。
残念ではあったが、安堵のため息が漏れた。
尚礼会橋本町会長
 片づけまで、沢山お手伝い頂きました
4. 活動成果
(1) 経験、実績を残したこと
初めての物産販売を、無事終了することが出来た。
準備から、当日まで、後方支援者の手を、大きく煩わせる事がなかった。
女川町の物産の販売は、多くの東京の人間に受け入れられた。
女川町の現状を多くの方にお話出来た。
幣会の支援活動を、多くの方にお話出来た。
東京に住む、女川町に関わる方々のお話を、伺う事が出来た。
メンバー全員が、新たな経験を積む事が出来た。
女川町の物産は、あっという間に売る事が出来た。
(2) 東京における被災地への印象、認知の状況を知れたこと
女川町への継続的な支援の必要性を、多くの東京の方々が、知る事を求めていた。
被災地への関心は、まだ失われていなかった。
東京に住む多くの方々が、購入支援の認識を強く持っていた。
5. 今後の予定
(1) 女川町5月支援活動の予定
 5月18日~5月20日。女川町清水地区仮設住宅(144世帯 364名)に、またお邪魔いたします。
今回はBBQにて、美味しいお肉、地元の魚介等を皆さまと料理し、お話する会を開催いたいします。
女川町の皆様の心に寄り添う事を、続けさせて頂きたいと思います。
何か楽しい事が出来ないか、何か心弾む事が出来ないか、頭を捻っております。
皆さまご支援の程、今後ともよろしくお願いいたします。
(2)  がんばっぺ東北! 第2回東日本大震災チャリティーコンサート開催。
 6月30日(土) 港区高輪区民センター 区民ホールにて、
昨年に引き続き、チャリティーコンサートを、開催いたします。
被災から1年が経過し、急速に被災地への関心が薄れていく事を、感じます。
しかし、女川町の現状を見てきた我々は、未だ有事から抜け出す様子の無い女川町と、東京との広がる温度差に、不安を感じざるおえません。
東京にて、被災地への関心を取り戻したい。又、女川町の頑張っている企業の後押しをしたい。
想いを同じく、ご賛同頂きましたアーティストや、パフォーマーの皆さまにご協力を得たコンサートです。
子供から大人まで楽しんで頂けるコンサートとなっております。皆様のお越しをお待ちしております。

(3)東北被災地応援団 白金支部 オリジナルエコバッグ 販売。
  Tシャツに続く、オフィシャルグッズ第2弾として、エコバッグを作製いたしました。
今回も、前回同様、女川町のコンテナ村商店街にある、マルサン洋品店さんに、依頼し、作成させて頂きました。
東京に居る人間が出来る事は何か。それは、なんらかの仕事に繋がる支援をする事。
微々たる支援でも、出来る事をさせて頂きたい。
我々はそう考えます。
女川町で活動を終え、帰る時、沢山の方々から、「私達を忘れないで。」と、言われました。
胸が詰まる言葉です。
そこから、WE NEVER FORGETの文字を、想いを込めて入れました。
私達は、忘れない。
A4サイズがぴったり入る、水に強い丈夫なバッグです。
ネイビー地に、黒い文字ですので、目立たず、男性の普段使いにも持ちやすいです。
こちらも、数に限りがございますが、ご購入支援お待ちしております。

6. 補足事項(敬称略/順不同)
(1) 参加者
川端 陽子 川尻 由美子 神田 智子 末石 義史
石川 稚子 高橋 政代 工藤 美樹子 蜜口 真人
平林 真百合 三上 加寿子 仙頭 淳子
井上佳子(NPOキャンパー)
(2) 後方支援者
尚礼会町会 加藤 豊 府川 めぐみ 小澤 雅志
橋本 翔ニ 小澤 静子 佐藤 由香 工藤 史大
(3) 支援物資提供
株式会社 小倉 ホルモン焼き夏冬 斉藤 千恵(ポップ作製) 
藤崎 久美子(ポップ作製)
(4) 協力団体
白高町会 NPOキャンパー(井上 圭子)

皆様からのあたたかいご支援・ご協力のうえで成り立っております。
本当にありがとうございました。
継続して被災地への支援活動をしていきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

平成24年4月22日
東北被災地応援団 白金支部
工藤 史大

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